nyoro nyoro
ジリジリと焼け付く夏が終わった。灯りの点り始めた東京で、未だ彼は田舎を想って涙する。「計画停電なんてものがあったこと、みんなはとうの昔に忘れてしまったかもしれないけど、僕は新調したおメガネ様と鏡越しにみつめ合う度にあの忌々しい記憶が思い起こされるんだ。絶望したよ。こんなのオシャレもクソもない、どう見たってただのオタクじゃないかくっそぉぉぉお!」嗚呼視力のよかったあの日に戻れたのなら、そう思って時のオカリナを吹いてみる。ねぇ、いつまでも春の次は夏なのかな。
時は大沢たかおの生誕祭、劇場崩壊に涙を呑んだ上智大学がお送りするハートフルでミラクルラブリーなお芝居になる予定。
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